ここ近年の中学入試の傾向として、過去問では勉強しきれない問題があります。
過去問だけではありません。
普段の学校の授業でも、教科書に載っていないため集中して取り上げられることのない問題です。
中学入試を目的とした進学塾なら、かろうじて取り上げられるかもしれない・・・といったところでしょうか。
その問題が、最近注目されている時事問題です。
時事問題とは、最近のニュースで話題となったことに関する問題。
今年度の中学入試で出題されたものなら昨年起こった事件などで、例えば口蹄疫とはどんな病気かといったことや、尖閣諸島問題は何故発生したかといったことでしょうか。
これらはまさに昨年話題になったニュースですから、昨年度の中学入試でも出題されていたはずがありません。
そのため、どの過去問を探しても、直近の中学入試で出題されそうな時事問題が載っていないのは当然のこと。
また、これも当然ながら教科書には載っていないニュースのため、学校の授業では扱われません。
少しばかり話題になることはあるかもしれませんが、学校の役目は教科書を進めることなのです。
かろうじて進学塾なら・・・というのは、進学塾の目的は中学入試のため、時事問題が出題される傾向を心得ているなら、中学入試で出題されそうな時事問題を予想して説明することもあるでしょう。
とはいえ、時事問題は今現在起こっていることや、これから起こることからも出題される可能性があるため、何よりも受験生自身がニュース番組や新聞などで注目しておく必要があるのです。
これまで何度も述べていますが、中学入試の過去問に挑戦したからといって受験に合格できるとは限りません。
自分が苦手な問題を発見して解けるよう勉強し直したり、全て解くのにどれだけ時間がかかるかを計ったり、また実際の中学入試を体験してみるという意味があります。
そのため過去問に取り組み始めた頃には自分の欠点が見えることもあるでしょう。
しかし、もし何度も取り組んで高得点を取れたとなれば、中学入試に対する自信がつきます。
自信をつける意味でも、過去問は重要な役割を果たしているのです。
中学入試の過去問は高校入試のものとは異なる特徴を持っています。
高校受験の場合、一部の高校に限って自校で作成した問題が使われていますが、それを除けば全県共通のものを使っているもの。
そのため、高校受験のために過去問に挑戦するとなると、志望校がどこであれ高校に合わせて過去問を変更することはありません。
しかし、中学入試の問題は全て自校によるオリジナルのものなので、もし志望校を変更するとあれば過去問をも変更する必要があります。
中学校によって、出題傾向、その方式、重視するポイントも異なりますからね。
そういった意味では高校受験より中学受験の方が大変とも言えるでしょう。
ですが、これは裏を返せば、ひとつの中学校に絞ればそこに集中して勉強できるということ。
その重要な材料となるのが過去問に他ならないので、これに挑戦するということも受験に対して重要な意味があるのです。
過去問とは中学入試本番を想定して行うものですから、言わば中学入試に向けた腕試しです。
苦手分野を見つけて解けるよう勉強し直すための問題集などとは違い、中学入試の過去問は今現在自分がどの程度の学力を有しているのか計るもの。
志望校に合格できるほど充分な学力があるか、またはどのくらい不足しているか、場合によってはどこの中学入試なら合格できるか・・・など。
そんな中学入試の過去問は、いったいいつから挑戦し始めると良いのでしょうか。
腕試しなのですから、当然“腕”が全く出来ていない頃から過去問に挑戦してみても、望むほどの結果を得られるはずがありませんよね。
かといって、過去問はあくまでも腕試しなのですから、「今はまだ・・・」「もう少しあとで・・・」なんて先延ばしにする意味もありません。
過去問に挑戦する最初の時期として考えておきたいのは、中学入試の約一年前です。
理由は、その後一年間の受験勉強のために役立てるため。
過去問はあくまでも腕試しではありますが、解いて終わりというものではなく、学力の不足分を補う必要があるということをお忘れなく。
ただ、中学入試の一年も前に過去問に挑戦したところで、解けない問題が多く出てくるだけでしょう。
しかし、そんなのは当たり前なのですから気に病むことはありません。
大切なのは、その後一年かけてそれらの問題を解けるようにすること。
過去問はそれに向けてモチベーションを上げるためのものでもあるのです。
過去問というのは、実際に中学入試で出された問題がセットになっているもの。
ですから、中学入試となるべく似た状況を作り上げて取り組むのが理想的です。
似た状況というのは、例えば制限時間などですね。
過去問とはいえ実際の中学入試と異なるのが、答え合わせをしてみることです。
中学入試だと解答用紙を回収されてあとは合否を待つだけですが、過去問なら自分で答え合わせして間違えた問題に再度取り組むことができます。
それが過去問のメリット。
さて、中学入試さながらに50分の制限時間を設けて過去問に取り組み、そのうち35分でひととおり解き終わったとします。
解き終わったならさっそく答え合わせ!
・・・いえいえ、ちょっと待って下さい。
答えが当たっているかどうか気になる気持ちも判りますが、あと15分残っているではありませんか。
中学入試でなら、その15分を見直しなどに利用するはず。
過去問でもそのように最後の悪あがきをしてみてください。
悪あがきだって、意外と様々な方法がありますよね。
全て解けたなら見直すだけでも良いですし、自信のない問題は再度解き直してみるも良し。
解けずに飛ばした問題をなんとか考えてみても良いですし、こじつけや思い付きでも良いから無理矢理回答欄を埋めてみるのでも良いでしょう。
一見無駄とも思える悪あがきも、中学入試の受け方を身に付ける方法のひとつです。
悪あがきだって何度も繰り返せば、自分にも問題にも適した方法が見つかるでしょう。
そうして、制限時間内に1点でも多く点数を取る方法を覚えましょう。
既に誰もが判っていることとは思いますが・・・
中学入試の過去問に挑戦するということには、次の二つの意味があります。
ひとつは自分の実力を計るため。
それまでに勉強してきた成果を過去問で試し、中学入試本番までにどのくらい足りないかを計るためです。
そしてもうひとつは解けない問題を克服するため。
自分がどんな問題を苦手としているかはっきりと認識し、今後の勉強に役立たせるためです。
そのため、どちらの意味でも重要になるのが、過去問は解くだけでなく、解けなかった問題も解けるようになるため勉強すること。
これがなくては、せっかくの中学入試の過去問も意味がありません。
しかし、これにも注意が必要です。
過去問で解けなかった問題は、その問題だけが課題となるのではなく、その問題の単元が課題となります。
何故なら、中学入試では単元全体の基礎ができていない場合が多いため。
なので、過去問さえ解けるようになれば良いというものではないのです。
そもそも中学入試は基礎問題もあれば応用問題もあります。
応用は基礎ができていなくては解けません。
つまり、基礎からしっかりと勉強する必要があります。
これは中学入試や過去問に限ったことではありませんね。
結論としては、過去問で解けない問題があれば、問題を読み返すのではなく教科書等で復習し直しましょう。
教科書だけでなく、問題集や参考書も充分活用できます。
目当ての中学の過去問だけでなく、他中学の過去問の活用もお勧めですよ。
今更な説明になりますが、中学入試の過去問とは過去の中学入試で実際に使用された問題です。
なので、内容も問題数も同じなら、最初は実際の中学入試と似た状況で解いてみるべき。
似た状況と言っても、なにも受験会場でというわけではなく、この場合は時間ですよ。
家で過去問に挑戦しようとすると、分からないところがあれば教科書や参考書などで調べるかもしれませんが、実際の中学入試ではそんなことできません。
過去問を入試で解いてきた先輩たちは、何の手も借りずに定められた時間内で解いてきたのですからね。
そのため、過去問に挑戦するならまずは中学入試と同じ時間を設定して、またその子の部屋ではないところでさせるのが理想的。
・・・ですが、それはあくまでも最初だけ。
過去問は、採点もその後の見直しも自分で行えるという利点がありますので、それは大いに利用すべき。
実際の中学入試なら受験してしまうとあとは結果を待つだけで、答えを見直すなんてことはできませんからね。
過去問なら間違えたところは再度勉強し直したりできます。
というか、中学入試の過去問はそのために在ると言っても過言ではありません。
過去問が何のために在るかと言うと、理由のもうひとつは最初に挙げたように、実際の中学入試を体験するため。
つまり、現在の自分の実力を知るためです。
さらに、見直して勉強することで、今以上に実力を付ける。
この一連の行動に役立ててこそ、過去問に挑戦することに意義があるのです。
暇さえあれば中学入試の過去問を解いてみているのですが、たまに大人のくせに分からない過去問もあって投げ出したくなることさえあります。
大人の私でさえそうなのに、実際に中学入試を控えている子供ともなると、過去問を解くことより遊びを優先してしまいそうですよね。
分かるものだけ解いて、あとは放置したまま・・・
これでは、わざわざ中学入試の過去問に挑戦する意味がありません。
過去問は解いてみて分からないところがあれば克服していくことに意味があるのですから。
分からない過去問があるなら、学校の担任の先生なり塾の先生なり、はたまた両親になり訊ねれば良いのです。
でも、子供によっては尻込みしてしまって、質問できないこともあるでしょう。
そんな場合、親が子供に「質問しなさい」と口を酸っぱくして言っていても、学校や塾の授業まで親が見ていられるわけではないので、実際に質問できているか分かりませんよね。
であれば、質問する側(子供)ではなく、質問される側(先生)からの働きかけがあってほしいもの。
それこそ、親が先生に頼むしかないでしょう。
「子供が中学入試の過去問を解いていて分からないところがあるらしいのですが、内気な性格のためなかなか質問できないので先生から訊ねてあげてくれませんか?」
・・・というように。
私がこうして中学入試の過去問を解いていて、分からないところがあると恥ずかしく思います。
それは、仮にも四大卒の大人のくせにという気持ちがあるから。
ですが、それがなくても、子供も分からないことが恥ずかしいことだとか、または自分が悪いというように考えてしまうようですね。
だから、中学入試の過去問について質問すると、叱られてしまうのでは・・・と思ってしまい、そのために質問できないということもあります。
中学入試の過去問に挑戦しているお子さんには「訊くは一時の恥、訊かぬは一生の恥」ということを教えてあげたいものです。
中学入試の過去問に取り掛かるなら、この夏休みからが中学受験生であれば、中学入試の過去問を本格的に始めるちょうどいい時期といっていいですよね。
超難関校と呼ばれる中学を受験しようとしている生徒差たちであれば、1学期からすでに過去問に取り組み始めていることもある様ですが、大抵の場合は、この夏休みから過去問に取り掛かることが理想的だと言われているようです。
というのは、中学入試で出題される問題を全て習い終わらないことには、中学入試の過去問を解いても歯が立たず、自信を失ってしまう可能性が高いから。
せっかく中学受験合格に向けて頑張って勉強に励んでいるのに、やる気をそぐようなことはしてはいけませんよね。
また、今の時期に中学入試さながらの時間制限を設けて過去問に取り組むことも好ましくないことです。
理由は先に述べたことと同じ。
大切なのは、志望校がどのような問題を出題してくるかということに“慣れる”こと。
また、出題の傾向を知ることも大切。
しかし、中学受験生は、当然のことながら、複数の中学を受験すると思います。
全ての志望校の入試の過去問を解いていこうとすると、それは到底無理というものです。
時間は有限なのですから。
基本はやはり本命校の中学入試の過去問をこなすこと。
次に、抑えのがこうや、“ダメもと”で受験する中学の過去問を解いていくこと。
ただし、“ダメもと”の方は、当然子供の学力よりも難しいので、自信を喪失しないように、マイナス思考の子供には、あまり解かせない方が好ましいかもしれませんね。
過去問開始時期ということで、積極的に解いていきべき問題と、そうでない問題などについてちょっと紹介してみました。
中学入試の過去問を解いていると、どうしても躓くところというのが出てきます。
毎回どうして同じところで・・・と思うのですが、やはり同じところで躓くのです。
そんな時、ふと、似た問題で解き方を解説しているサイトを発見しみていると、
「なぁーんだ、こんなことか!」
と、不意に視界が開けるときがあります。
中学入試の過去問には、やはり自分に合った、納得のいく解き方というのがあるようですね。
算数などでも、何種類かの過去問の解き方のアプローチがあったようなのですが、一方ではピンとこなかった解き方、だから毎回解いていてもあまり理解できていなかった。
多方面からのアプローチは自分にあっていて、すんなり解いていける。
中学入試の過去問の解き方にも、相性というものがあるようですね。
だから、自己流で解いていても、なかなか成績が伸びないと悩んでいる人は、他の解き方のノウハウを持っている、塾や家庭教師のものとで教えてもらうのが、中学入試では必要になってくるというわけです。
小学生にはやはりどうしても読解力が大人よりも不足しています。
それを補ってくれるような解説能力を持っている指導者を、是非とも見つけ出してあげたいところですね。
私も含め、素人ではなかなか中学入試の過去問の解き方を子供に教えようとしても「どうしてその解き方を利用するのか?」といった疑問には答えることができませんからね。
子供が納得のいく中学入試の過去問の解き方を教えてくれる指導者、これは中学入試を受けるに当たり、必要不可欠な存在と言えるでしょうね。
中学入試の過去問って、当然ですが、年々増えていきますよね。
ということは、あまり過去になりすぎる物は、諦めて最近の中学入試の過去問を中心に解いていって方がいいのでしょうか。
出来ることなら、中学入試の過去問は、入手できるものはすべて解いておきたいところですよね。
特に第一志望の中学入試の過去問などは。
しかし、量が膨大になりすぎると、中学入試の過去問を解くことばかりに固執してしまい、肝心の中学入試対策がおろそかになってしまいかねない・・・。
やはりどの程度中学入試の過去問を解くべきかは、進学塾の先生にお伺いを立てるのがよさそうですね。
先日大好きな刑事ドラマものをみていると、中学入試を題材としたドラマでした。
過去に某中学入試に非常に強いと言われた進学塾の学長が殺されたというストーリーですが、中学入試を志す親としては、ちょっと題材が複雑でしたね。
現実に、中学入試出題問題を進学塾にお金で売るような教師はいないとは思いますが。
決して子供には見せたくないなともうものでした。
それを抜きにすれば、結構面白い内容でしたよ。
中学入試の過去問を解いていると、良くできているよなって感心することばかり。
問題を解く側も大変だけど、それを生み出す側も非常に苦労していると思います。
そう思うと、ありがたく中学入試の過去問を解いてみようと感じるようになったのでした。
中学入試の過去問と解く前にちょっと一礼してから始めるようになった入試ママでした。